ここで考えるペットビジネスとは、《飼い主とペット》に向けてのサービスを行う事業についてを考えます。
私自身、ペットビジネスは、倫理的に良いことかどうかを、しっかり考えたうえで行うサービスについては、とても重要だと考えています。
なぜなら、ペットと暮らすための質の高い生活基盤が整うことで、社会全体のマナーやモラルが向上し、ペット公害などの様々な社会問題が減少していくと考えているからです。
例えば、
ブリーダーが、むやみに繁殖をさせない、数を増やしすぎない、妊娠中も生まれた後も全ての環境を整えることで、環境から起こる問題行動(吠えグセ、噛みつきに繋がらないこと)を抑えるができる。
獣医師やドッグトレーナー、トリマーなどによる、飼い主とペットとの良好な関係性への誘導によって、ペットの問題行動が減少することと、公共の場所でのマナーが向上する。何かあったときにすぐに相談できるトータルサポートが受けられる。
などなどが、たくさんのことが考えられます。
ごく一部の心無い事業者が点在することで、「生き物で商売をするなんて!」と、ペットビジネス全体のイメージや飼い主のマナーも悪くなってしまいます。
ずさんなペットの繁殖・販売業者や、体罰を与えるしつけや、ペットの体に良くないフードの製造販売や、必要以上に奇抜なカットやカラーをさせるトリマーや、無法地帯と化したドッグランなど、、、。
ペットは、生活やビジネスのために利用したりするのものではなく、対等な立場であり、存在自体に価値があると考えます。
飼い主とペットに向けたサービスを行うペットビジネスは、需要さえあれば何でも自由にやってもよいというビジネスなのではなく、
倫理的に善いかどうかを考えてサービスを行うことを、まず第一に考え、
ペット公害や社会問題がなくなるためには、質の高いペットビジネスはとても重要で、社会にとって必要な役割だと考えています。
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