愛犬との散歩は、飼い主にとっても犬にとっても、とても楽しい時間です。
一方で、散歩中の不注意での事故やトラブルも多く発生しています。
「散歩に行くとき、公共の場所では、何を注意しておけば良いのだろう」
「色々な人や犬に出会うけど、事故やトラブルは起こしたくない」
「そもそも犬の散歩のマナーって、何だろう」
そんな不安を解決し、事故やトラブルに巻き込まれることなく、ずっと愛犬との散歩を楽しく続けられるよう、
今回は、犬と散歩をする際の7つの注意点をご紹介させて頂きます。
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①犬が嫌いな人がいる事を常に考えておく
犬の散歩のマナーとは、飼い主以外の人の立場になって、その時その状況に合わせて行動をするということです。
公共の場所を利用する際には、犬が嫌いな人も同じ場所を利用するということを、常に考えておくことが大切です。
②リードは必ず使用する
公道や多くの人が利用する場所では、巻尺タイプのフレキシブルリードは使用せず、リードは常に短めに持って散歩をします。
何かあった時に、すぐに犬を引き戻すことができる状態でいることが大切です。
多頭飼いでの散歩の際には、リードが絡み合ったり、道路いっぱいに犬達が広がらないよう特に注意が必要です。
③トイレの始末を丁寧に行うこと
散歩は、排泄目的ではない。というお散歩スタイルが確立されてきています。
災害時や老後の排泄介護のことも考え、自宅で排泄できる習慣を身につけられるよう、トレーニングも必要です。
拾ったフンは、公衆トイレに流さずに自宅に持ち帰ります。
人通りの多いアスファルトでのおしっこは、トイレシートやマナー水を使用して、きれいな状態を心がけます。
トイレの始末をしている際は、犬から目が離れるため、リードを足で短く踏んで犬が飛び出さないようにしておくなど、すれ違う人や犬との接触には十分な注意が必要です。
④すれ違う犬と人には十分に注意をする
散歩中に、他の犬が近づいてくることがわかったら、
・道路の反対側に渡り、すれ違わないようにする
・すれ違う際に、相手とは反対側に犬をおく
・相手が通り過ぎるまで、リードを短く持ち、じっと待つ
など、すれ違う犬との体格の違いなども考慮して、配慮が必要です。
犬にとっての社会化とは、すれ違う犬と仲良くお尻のにおいを嗅ぎ合い、フレンドリーに遊ぶことではない為(この場合、社交的かどうかの違いであり)、
他の犬を見かけたら、状況を判断して、お互いの犬が興奮して飛び付きあったりしないように、配慮をすることが大切です。
また、すれ違う犬に対して、
「かわいいですね」と、飼い犬を放置して、よその犬を触ることも危険です。
犬連れでない人とすれ違う際にも、犬が嫌いな人もいるという事を常に考え、絶対に飛びついたりしないようにリードを短く持ち、「どうぞ」と、すれ違うのを待つくらいの配慮が大切だと思います。
「触ってもいいですか?」と、聞かれた際にも、事故やトラブルに発展しないよう、十分に注意が必要です。
⑤公共の場所を汚さない
公園の水飲み場で犬のカラダを洗ったり、ブラッシングをすることは、公共の場所を汚す行為になります。
嫌だな。と思う人がいるかもしれない、ということを、常に考える必要があります。
花壇などの植え込みに、犬が入ることにも注意が必要です。
⑥時間帯と場所を考える
人通りの多い時間と場所を避けて散歩をすることで、事故やトラブルのリスクが軽減します。
⑦しつけをする
犬を迎え入れたその日から、しつけに関する意識が大切です。
・人や犬を噛まないこと
・人や犬に飛びつかないこと
・人や犬に吠えないこと
・マテ、オスワリができること
その他にも、アイコンタクトや呼び戻しなど、必要な「しつけ」と言われることはたくさんありますが、
飼い主がリードを持って散歩をする、という目的を大前提として、まずは上記のことが、公共の場所に出かける際に必要な「しつけ」となります。
公共の場所に出て、人や犬を見るたびに、飛びつき、吠え続け、近づいたら噛んでしまう心配がある場合には、
ドッグトレーナーなど、プロに相談することが第一です。
散歩をする際には、人通りが多いところは避けるべきですが、飼い犬が人や犬を見るたびに吠えることが原因で、
人や犬がいない所、いない所へと、全てを避けて歩くことは、飼い主にとっても不安やストレスになってしまいます。
本来は、犬と一緒に楽しく歩き、近所の人とあいさつを交わし、犬同士、人同士が気持ちよく外の空気を楽しむ時間です。
悩んだ時は、ドッグトレーナーに相談し、段階を踏んで、人や犬を見ても平常心で穏やかに散歩ができるように、時間をかけてトレーニングをすることが大切です。
最後に
犬と散歩をする際には、注意することがたくさんあります。
犬が嫌いな人の事を考え、人や犬との事故やトラブルを防ぐことで、結果として愛犬との楽しい時間を続けることができます。
たくさんの犬や人が生活する中で、すべての犬と人とが穏やかな暮らしを守っていけるよう、犬と散歩する際の参考にして頂けたら幸いです。
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